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アトピーは生活環境を見直して、根本的な治療を続けていくことで治ります! アトピー性皮膚炎は治癒が難しい病気のひとつと考えられています。 だからこそ!
対症療法だけに頼らずに生活環境を見直し、根本的な治療を続けていくこと。 そうすることで自然治癒力を高めることができ、アトピーを治すことができます。 私も、実はアトピーでした。 アトピーの辛さはなった人しか分かりません。 そして、自ら克服したからこそアドバイスできる事も数多くあります!!
まずは私のアトピーの経過をご一読ください。
幼少期アトピーでしたが、幼児期のアトピーは、主に胃腸の発達とともに治っていくという鉄板のレールに乗って治っていたので、自分では覚えてません。
ところが大学に入学し、一人暮らしを始め、生活リズムや食生活が乱れたせいか、顔面に違和感(痒み?)が出たかと思うと、日に日に痒みの場所が拡大し、気付ば顔ぜんたいが象の皮のように腫れ、アトピーが再発しました。
最初は皮膚科だけかかっていたのですが、ステロイドに副作用があると知り、なるべくステロイドを使わないで治すよう生活を見直し、半年後には、腫れあがった顔もほぼ正常に戻りました。
体調が悪い時などは、右こめかみあたりに炎症が出たりしましたが、1〜2年でそれも出なくなりました。 これで私は、完全にアトピーを克服したと思いました。 しかし、運命の2015年6月にアトピーが再発してしまいました。
ただ、前回までの完治体験や中医学の知識があったので、ステロイドには頼らず治していこうと思い、状態からベストな処方をして服用していきましたが、自分の思いとは裏腹に症状は悪化していくばかり。
顔も、苔癬化し以前の象の皮のようになり浸出液が出てひどくなり、ひきこもり寸前にまでなっていました。 そこで、ようやくステロイドを使う決心をし、皮膚科へ受診しました。
ステロイドを処方され、しっかり服用すると、「自分が苦しんできた2ヵ月間がなんだったんだろう」と言いたくなるように状態は改善していきました。
ここで、気を付けないといけないのは、ステロイドで治ったわけではないということです。 この仕事について嫌というほど見てきたのが、ステロイドで症状が落ち着いて、「治った」つもりになって、食事や生活の節制を緩めて悪化していく方が本当に多かったことを。
自分も見た目の調子の良さに惑わされないように気を付け、根本の治療を中医学で同時に行うように努めました。
いわゆる胃腸の健全化です。アトピーの治療で一番大事なことは「胃腸の健全化」です。ただ、皮膚の炎症がひどい時には炎症を抑えることにいっぱいいっぱいで、そこにまで手が回りませんでした。 根本の治療のために、松寿仙や題源、イサゴール、ルミン、ササカールなどを服用していると、ステロイドを使わなくても皮膚が悪化することが少なくなりました。
表治(皮膚の炎症を抑える)は、西洋薬の独壇場。 無理に中医にこだわる必要はないこと。こだわり過ぎると、今回の私のように無駄に苦しむ時期が長くなる。 本治(根本の治療)は、中医学や代替療法が適している。 アトピー治療のコントロール状態で、病院から出る薬は、抗アレルギー剤程度です。ここは本当に体質改善なので、本腰を入れて中医学を中心に体質改善に取り組んでいけます。
治療は、大まかにいうとこういう具合です。
炎症や痒みの改善 病院から処方されるステロイド内服・外用剤、抗ヒスタミン剤
根本の体質改善 漢方薬やサプリメントを用いた治療
そして何より食事もとても大切です。 よく言われることですが、極力食品添加物や無駄な油の摂取は控えました。
薬も飲んで、食事も改善しているのに、なかなか肌の状態が改善していない時にふと身体から「汗」を出していないということに気づき、一念発起して、ジョギングも取り入れました。 アトピー肌は汗が出にくいようですが、時間が経つと次第にアトピー肌からも汗が出てきました。 この運動を取り入れたことは、私がアトピーをコントロールしていくうえでとてもプラスに働きました。
ステロイドの使用目的は、炎症や痒みを抑えるというこの1点です。ここには、アトピーを治すという意味は含まれていません。 このスタンスに立つことで、ステロイドの使用のみでアトピーが治るという誤解から漫然とステロイドを塗り続けるという悪循環を防げると思います。 社会生活をするうえで、脱ステロイド療法は、非現実的です。 脱ステロイドをするうえでは、一時的な症状悪化は避けられません。症状が悪化すると、人に会いたくなくなります。四六時中痒みや痛みと戦わなければなりません。心身ともに疲れ果てます。 そんな状況では、根本の治療はできないのではないかというのが私の結論です。 ステロイドは、本当に辛い炎症や痒みを抑えてくれます。 炎症を抑えることによって、気持ちに余裕ができ根本の治療に取り組むことができるのです。 ステロイドに関しては、副作用が喧伝され、一番大事なメリットの面が過小評価されていると感じます。ステロイドは、「恐れず頼り過ぎず」がコツではないでしょうか。
現在は元のように何事もなく無事に過ごしております。 ただ、油断すると再発する可能性もあるので、暴飲暴食は極力控えております。
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